白鵬の涙@大相撲名古屋場所

様々な問題が表面化した、今場所。今回は異例、異例、異例の連続だった。まず、バイト先で販売している相撲チケットが売れ残っている。社長がテレビのインタビューでチケットが売れ残ってますと言わざるを得ない始末だった。それに懸賞を取りやめる企業も続出した(こんなときだから大相撲を盛り上げたいと懸賞を継続した日本マクドナルドを支持したい)。

ただ、今回の問題を冷静に見る必要もある。中には、国技と言えばこうでなければならない、国技だからこうしろよと自らの国技観を振り回し、一方的な批判が展開されているものもある(八百長疑惑を追及し、訴訟でも争うまでに至った某雑誌の批判は、的を射ていないものもあり、だから、八百長もやっているんだと言わんばかりのものだった)。

力士は土俵上で語るしかない。モンゴルから大相撲に憧れて来日し、努力努力を重ねた白鵬にとって筆舌に尽くしがたい想いがあったのだろう。それが、「国技を潰す気か」との言葉に結び付き、賜杯がないときの涙につながる。

今場所の各力士の必死な姿を見て、これからの大相撲を見届けたい気持ちになれた。全てはこれからだ!!

ちなみに、名古屋の地元で自分の晴れ姿をみせるはずだった清瀬海には、がんばって欲しい。挽回を期待しています。