読書の秋

魚住昭『冤罪法廷 特捜検察の落日』(講談社・2010年)を読み終わった。読後感は・・・ふうーという感じだ。なんとも言えませんな、、、今は、今西憲之+週刊朝日取材班『私は無実です 検察と闘った厚労省官僚村木厚子の445日』(朝日新聞出版・2010年)を読み読み。

供述調書・・・昨日、つめ切除した看護師に無罪判決が下されましたね。供述調書の信用性が否定されちゃった。村木さんの事件では、供述調書に証拠能力が認められないのがあった。

供述調書ねーー

えふはローんときに模擬裁判で検察官役をやったことがある。裁判員事件だ。ばっちり検面調書もあり実務ならば勝ち筋だと言われてました。ところがどっこい、なんと被告人に無罪判決が下されてしまった・・・その後の飲み会で弁護士にあの事件で無罪になったのは全国で初めてじゃないかなーって言われてしまった・・・てかさ、こっちから言わせてもらえばだよ、、、裁判官のみならず裁判員までもが刑事訴訟法の理念をがっちり固めたロー生って何さ・・・、そこは一般市民じゃなきゃいけないんじゃないのか!!その刑事訴訟法の理念をがっちり固めたロー生たちは、供述調書よりも完全に法廷での被告人の意見を重視する。僕が持ってる供述調書なんかには目もくれず・・・こんなんありなんか・・・それに判決の論理にも遠慮がないんだもん、身体に対する罪のレベルで可罰的違法性がないってのはやめて欲しかった・・・もう無難に傷害罪くらいでさ、あるいは暴行罪とかでさ、、、、これらの点についてはそんなに争いないはずだったのに・・・

ていうわけで、裁判官が供述調書よりも法廷での審理を重視する背景には裁判員裁判が始まったことの影響もあるのだろうかね(もちろん昔からそうなんだろうけど)・・・