福島の状況

先週の土日に南相馬、昨日は会津若松に行って訪問相談をしている。個別相談もあれば集団で話し合うこともある。被害者の方々の厳しい生活状況が伝わってきます。僕らができることは損害賠償の問題にすぎない。被害者の方々が抱える多くの問題は政治で解決されるべきことです。特に教育。自分の希望する高校に受験することができない、体制が整っていないため授業時間が短い、部活動がない・・・自分の能力を伸ばす機会を失っているという。福島の子供たちは大丈夫だろうかと懸念されている親は多い。話し始めると涙を浮かべる方々がほとんどです。
適切な損害賠償は被害者の方々にとって、失われた生活の基盤を立て直すためのきっかけを与えるもの。机上でいくら適切な損害賠償を実現したいなーと言ってもリアリティーが欠ける。現地に飛び、被害者の方々の話を聞くこと。これを聞くと、心の底から適切な損害賠償を実現したいと強く思えます。
もうじき1年が経ちます。原発の問題はまだ終わってはいない。仮設住宅で生活し、将来に不安を抱えている方がたくさんいます。まだまだ原発の問題は始まったばかりですよ。