突然の死刑執行

千葉法相が死刑廃止論者だろうが、「大臣の地位」にある以上個人の信念にとらわれず、死刑の執行と向き合わなければならないと思う。ゆえに、個人の信念を曲げて死刑執行した点は批判されるべきではないだろう。

問題なのは、千葉法相が「大臣の地位」にふさわしい人物ではないということだ。彼女は単なる民間人ではなく、選挙で落選の結果を突き付けられた人物だ。その人物が死刑の執行という重大な事項を決断すべきなのだろうか。議員任期中にサインしたというけど、タイミングは最悪だろう。

えふは、死刑の存置廃止を論じることができるほど思考がまとまっているわけではない。死刑存置の立場にも理解できる面があるし、廃止の立場にも理解できる面がある。両者の立場を一刀両断で割り切ることができるほど説得力に富み、決め手となるような論拠を示せるわけではない。ただ、これではいかんなーとは思っている。せっかく時間あるんだから、ちょっと腰を据えて考えてみようかなー