龍馬伝〜長次郎よ〜龍馬伝

長次郎には、イギリスに留学したいという希望がある。それにもかかわらず、切腹という道を選んだ。龍馬伝において長次郎の切腹は、侍の意地や亀山社中に迷惑をかけてはならぬという仲間を想ったがゆえのものだったと描かれている。

発覚すれば、「死」が待ち受けている密航。長次郎がイギリスにどれだけ留学したかったのかが伝わってくる。その強い気持ちを抑えてまで、切腹する姿に考えさせられた。何が何でもチャンスをつかんで密航を果たすという道が長次郎には残されていたように思えるからだ。それにもかかわらず、切腹する気持ち。。。

えふだったらどうしただろう・・・絶対切腹なんかしないと思う。密航を果たそうとがんばる。

長次郎が切腹せずに密航を果たしたならば、歴史はどうなってただろうか。長次郎のその後。亀山社中のその後。坂本さんの運命。。。長次郎は、イギリスで成功するかもしれないし、何事も成し遂げられないかもしれない。亀山社中はぶち壊されていたかもしれないし、坂本さんもどうなってたかわからない。

確実なのは、長次郎の切腹による「死」があって、今の歴史になったことだけだ。それ以外は全てが仮定だ。ただ、その仮定が楽しい。歴史を勉強している人の気持ちがわかるような気がした。

長次郎は今も語り継がれている。彼が切腹による死を選ばなかったと仮定すれば、ここまで語り継がれることはなかったと信じたい。